東北大学歯学部卒業
東京都保険医療公社荏原病院 歯科臨床研修医
都内歯科医院勤務
医療法人社団翠聖会パール歯科越谷 院長
最初に勤務されたのが口腔外科ですが、それは将来を見据えて?
はい。多くの研修医が似たことを考えると思うのですが、ここからの数年で自分の経験値をどのようにして効率的に上げていくか、いけるか。
それを実現できる職場との出会いを思い描きます。
口腔外科というのは、歯科医師にとって体力的にも精神的にも厳しい治療現場です。
だから、40代、50代になってから技術を修得しようとするのは、他の診療科目に比べて難しいと考えました。
ご自身のキャリアプランを考えるにあたり、ベースとなっていることは?
高齢化社会の現実です。
僕の父もそうなのですが、高齢になると高血圧症や糖尿病など、何かしらの病気を抱えながら日常を暮らしている方が多くなります。
これからの歯科の患者層は、もっと高齢化します。
合併症に関する知識など、他の医療知識も踏まえた歯科治療計画が現在以上に求められます。
面倒だからとそこから逃げていたら治療はできない。
何か病気を持った方が来られても自信を持って接し、安心して受診していただける。
そうなるための基本を身につけた上で、さまざまな治療ができるようになりたいと思いました。
カンボジアへのボランティアも経験されたとか?
そうなんです。研修医時代の同級生に誘われてのことだったのですが、活動期間中、仕事を休むことを医院が認めてくれたんです。
とても感謝しています。
現地ではどんなことに取り組まれたのですか?
小学生くらいの子どもの治療をしたのですが、日本でのような治療ができないことがまず衝撃でした。
日本なら「また来週来てください」と言えるのですが、カンボジアに「来週」はないんです。
そこにいるのは、生まれてから一度も歯医者に行ったことがない子どもたちばかり。
それなのに、歯の治療器具を見ただけで泣くんですね。自分のアプローチの仕方や所作が、子どもを怖がらせているのかな…とか、考えさせられる機会になりました。
ご実家は青森とうかがいました。
あるとき、当時勤務先の理事長に「君、最近実家に帰っているのか?」と尋ねられました。
僕は一人っ子。なのに、心配しているだろうなとは思いつつも、実はあまり親に連絡もしていなくて。
親の心子知らずで、父は「息子は医院のホームページに出ているが、本当に働いているのだろうか?」というレベルで僕の近況がわからず不安に思っていたようです。
青森から埼玉へ、ご両親をお呼びになられたんですか?
理事長が、青森から両親を呼んでくれました。
それも、
羽田から運転手つきの車まで用意してくれて両親を治療させてもらいました。
初めての治療は、ただひたすらショックでした。
父は歯周病も進んで残せる歯も少なく、自分が全部お金を出してインプラントにしようかと思うくらいでした。
実家のある青森は歯科医院が少ないのか、あるいは予防の啓蒙活動が少ないのかと、いろいろ考えさせられました。
残念ながら父は現在、総入れ歯になってしまいました。
そのような経験から予防に対する意識がより高まりました。
しかし、残念ながら歯を失ってしまった患者様方にもう一度噛む喜びを感じてほしいという思いから入れ歯やインプラントにも力を入れております。
どんな方にも安心して受診していただける。
そのためにも基本を身につけた上で、さまざまな治療ができるようになりたい。
以前は漠然と35歳くらいで開業かなと思っていましたがまさに35歳となる今年この豪徳寺の地で開業させていただくこととなりました。
豪徳寺にお住まいのお子様からご年配の皆様まで、誰でも安心して通える歯医者、安全な歯科治療を受けられる歯医者でありたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願い致します。
「豪徳寺」という街に根ざしたクリニックでありたい
歯医者に行きたい!と喜んで歯科医院に行く方は少ないと思います。
歯の治療はしたいと思っているがどんな治療になるかご不安がある方、話だけでも聞いて欲しいという方、ご家族の歯が心配な方、入れ歯・差し歯が合わなくてなってしまった方、親知らずや顎の調子が気になる方、豪徳寺近隣にお住まいのお子様から年配の皆様まで、どなたでも受けられる幅広い診療、安心安全な治療を行っていきます。
駅から1分。
お休みやお仕事帰りに歯のチェック。
平日、土日も20時まで診療しております。
お子様の虫歯は早期発見、早期治療が大切です。
虫歯にならないためのフッ素塗布等予防に関してもお気軽にご相談ください。
痛みの少ない治療、口腔内カメラを使ったわかりやすい説明、CTとシュミレーションによるインプラント治療。
週2日、女性ドクターによる治療も行っております。
ご希望の方はお申し付けください。